高齢者の鼻づまりの原因と解消法
高齢者の鼻づまりの原因と解消法
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■ 風邪・急性鼻炎・インフルエンザの場合
風邪・急性鼻炎・インフルエンザなど、ウイルス性の急性感染症で鼻づまりを解消したいときは、医師の診察を受けて薬を処方してもらうのが確実な方法です。市販のかぜ薬や鼻炎薬を使用した場合、一時的に水様・膿状の鼻汁を少なくすることや鼻粘膜の炎症を抑えることができても、鼻腔内の腫れがさらに広がり、鼻づまりがいっそうひどくなる恐れがあります。いずれにしても、感染症が治癒しない限り、鼻づまりが解消される可能性は少ないと思われます。
■ アレルギー性鼻炎の場合
花粉症を含むアレルギー性鼻炎で鼻腔内が腫れ、鼻づまりになった場合、耳鼻咽喉科で治療を受けるのが、もっとも確実な方法です。市販されている新薬の鼻炎薬は、連用すると鼻粘膜がいっそう腫れる場合がありますので、初めて使う場合は症状の変化に注意してください。漢方製剤の「小青竜湯」であれば、通常、その危険性はないと思われます。
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■ 慢性副鼻腔炎の場合
慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の治療では、鼻づまりを軽減するために、膿を排泄しやすくするタンパク質分解酵素や炎症を抑える消炎剤なども使用されますが、病気が根治されない限り、鼻づまりは解消しません。軽度の慢性副鼻腔炎では抗生物質を使用し、進行している場合は内視鏡による手術を行います。
■ 鼻副鼻腔腫瘍(びふくびこうしゅよう)の場合
鼻腔と副鼻腔に発生する腫瘍です。良性・悪性に関わらず、発症した側の鼻腔だけが鼻づまりを起こします。手術で腫瘍を切除するのが確実な治療法ですが、高齢者の場合、手術療法を用いるか、他の治療法を行うべきかは医師の判断に任せるしかありません。
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