高齢者の関節の痛みから考えられる病気

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■変形性関節症 【自覚症状】関節痛、関節の曲げ伸ばしがしにくいなど。

関節の使い過ぎによって軟骨がすり減り、関節痛や関節の機能障害、骨の変形などを引き起こす病気です。スポーツ選手などは肉体を酷使することによって発症しますが、高齢者の場合は、加齢による経年劣化によって軟骨がすり減り発症します。
変形性関節症という名称はこのような関節症の総称であり、発症部位ごとに「変形性膝関節症」、「変形性股関節症」、「変形性足関節症」といった呼び方をします。
高齢者で代表的な変形性関節症は、膝関節と股関節に起こります。そのどちらも体重の負荷を最も受けやすい上に、歩行と関係して酷使されやすいため、発症しやすいものと思われます。
変形性関節症の治療は、通常、投薬療法とリハビリテーションで行いますが、悪化した場合には外科手術も必要となります。そうならないために、変形性膝関節症と変形性股関節症の予防対策としては、適度な運動と筋力トレーニングで適性体重と下半身の筋力の維持・向上を図り、膝関節・股関節への負担を軽減させることが大切です。

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■関節リウマチ 【自覚症状】初期症状として手のこわばり。次いで、手の指の関節痛。さらに、関節痛が手首・首(頚椎)・肘・膝などに現れる。倦怠感も。

関節リウマチは、原因不明の自己免疫疾患(膠原病)の最も代表的な病気です。血液中の抗体が異常な動きをして、手足の関節の組織を攻撃し破壊する病気と考えられています。関節痛は、その発症部位を動かすと痛みがさらに強まるため、患者は行動を著しく制限され、日常生活に大きな支障を来たします。
現在、関節リウマチを完治させることのできる治療法はありませんが、病院での治療では、関節破壊の進行を遅らせることのできる抗リウマチ薬の使用を中心に治療が行われています。ただし、抗リウマチ薬には重篤な副作用の危険性があるため、75歳以上の高齢者には推奨されていません。
しかしながら、リウマチ治療も日々進歩していますので、関節リウマチの疑いがある場合は、リウマチ内科・膠原病内科など専門部局のある病院で受診してください。

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