高齢者の浮腫の原因と考えられる病気




高齢者の浮腫の原因と考えられる病気

浮腫(ふしゅ)とは、体の表面が腫れる(ふくらむ)現象です。部分的な小さいものから、広範囲にわたるもの、全身が腫れるものまで様々です。いわゆる水疱(水ぶくれ)ではありませんが、体内の水分が皮下組織などに移動して細胞のまわりに溜まった状態であり、できものや虫刺されのような痛み・かゆみは通常ありません。ここでは、浮腫を特徴的な症状とする疾患を紹介します。

■膜性腎症膜性糸球体腎炎) 【症状】瞼や下肢(膝から下)の浮腫、尿の泡立ち(蛋白尿)、疲労感など。ただし、症状がほとんど現れずに長期間経過する場合も少なくない。

中高年に多く見られる原因不明の腎臓疾患です。何らかの原因で腎臓の濾過機能が低下し、蛋白尿が排泄されます。しかし、他の腎臓疾患にありがちな血尿や高血圧はほとんど見られません。病気の進行が非常にゆっくりとしており、自然に消滅する場合も少なくありませんが、蛋白尿が目立つ場合には腎不全に移行する可能性があります。上記の症状が現れたときには、泌尿器科を受診してください。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)