高齢者の目やにの原因と解消法




高齢者の目やにの原因と解消法

■ 加齢による目やに

涙腺から常に分泌されている涙は、瞼の内側から鼻腔に通じている涙小管〜鼻涙管という管を通って、最終的に鼻腔内へと排出されます。悲しみで泣いたときに鼻水が出るのは、その影響です。高齢者の中には涙小管や鼻涙管が狭くなるケースが見られ、その場合には、鼻腔への涙の排出が阻害されて、涙に含まれている老廃物が濃縮された状態で目頭などに溜まり、目やにが出やすくなります。目やにの出やすいことが気になる人は、眼から鼻への涙の流れが良くなるように、抗菌成分などの含まれていない目の乾き・疲れ目用の目薬を、毎日数回、注してください。

■ 細菌性結膜炎の目やに

眼の感染症として代表的なものが、細菌性の結膜炎です。白眼の部分や瞼の裏側の結膜が充血し、黄緑色の目やにが出ます。原因菌には様々なものがあるようですが、いずれも比較的に短期間で治りやすく、眼科医の治療を受けなくても、市販の抗菌剤入り目薬で治すこともできます。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)