高齢者の脱毛から考えられる病気(30代、40代、50代、60代、70代、80代、90代以降)
高齢者の脱毛から考えられる病気
■びまん性脱毛症
【自覚症状】
抜け毛の増加。頭髪全体が徐々に薄くなる。
中高年(30代、40代、50代、60代、70代、80代、90代以降)の女性に多い脱毛症です。
抜け毛だけでなく、毛髪が細くなります。ただし、急激に脱毛が進行するわけではなく、気がつかないほど徐々に進行します。また、男性のように前頭部・頭頂部を中心に薄くなるのではなく、頭部全体が薄くなります。
その原因は、主として加齢による女性ホルモンの減少です。女性ホルモンの減少に応じて男性ホルモンが優勢となることにより、抜け毛が増えると考えられています。また、加齢による頭皮の老化によって皮膚の組織が血行不良となり、発育が阻害された毛髪が細くなると思われます。
中高年女性のびまん性脱毛症は、頭皮へのダメージや負荷を減らすよう洗髪に気をつけることや、栄養バランスの良い食事に心掛けるなど、生活習慣を見直すことによって改善する可能性があります。
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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)