高齢者の食欲不振
高齢者の食欲不振の原因には、一般的な傾向として以下のようなものが考えられます。
†体力・筋肉量の低下による運動不足
高齢者は、重い病気をかかえていなくても筋肉や心肺機能が急速に低下します。そのため、日常生活の中での運動量は自然と減少し、運動に必要なエネルギー摂取量も少なくなり、食欲が減退します。
†肉体の衰えや環境の変化による精神的影響
運動能力や容貌の衰え、親しい人や大切な人を失うという環境の変化などから、高齢者は孤独感や喪失感、疎外感を抱きやすく、そのために食欲が減退しやすいと思われます。
†味覚の変化などで食への関心が薄らぐ
味覚・嗅覚の衰えや常用している薬の影響で食べ物を美味しいと感じなくなったり、義歯の使用や噛む力の衰えで食べづらくなったりして、食べ物への関心が薄らいでしまいます。
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