高齢者の微熱が続くとき




高齢者の微熱が続くとき

微熱とは平熱よりも若干高めの熱で、おおよそ37℃前後と考えて良いでしょう。何となく熱っぽいけど、薬を飲んだり、医者に掛かったりするほどではないと思うのが一般的です。ほかに異常がなければ、気にしない人が多いことでしょう。しかし、それが1週間以上も続くと、さすがに何か病気に罹っているのではと心配になります。

■病気ではない微熱もある

高齢者でしばしば見られる「感冒後微熱」という症状があります。文字通り、感冒(風邪)が治癒した後に微熱が残る状態のことです。長い人では何ヶ月も微熱が続きます。しかし、この微熱は、風邪の発熱の影響を受けた体温調節機能が回復していない状態とされ、病気とは見なされません。健康な状態がしばらく続けば、もとの平熱に戻ると思われます。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)