高齢者の関節の痛みから考えられる病気




高齢者の関節の痛みから考えられる病気

■変形性関節症 【自覚症状】関節痛、関節の曲げ伸ばしがしにくいなど。

関節の使い過ぎによって軟骨がすり減り、関節痛や関節の機能障害、骨の変形などを引き起こす病気です。スポーツ選手などは肉体を酷使することによって発症しますが、高齢者の場合は、加齢による経年劣化によって軟骨がすり減り発症します。
変形性関節症という名称はこのような関節症の総称であり、発症部位ごとに「変形性膝関節症」、「変形性股関節症」、「変形性足関節症」といった呼び方をします。
高齢者で代表的な変形性関節症は、膝関節と股関節に起こります。そのどちらも体重の負荷を最も受けやすい上に、歩行と関係して酷使されやすいため、発症しやすいものと思われます。
変形性関節症の治療は、通常、投薬療法とリハビリテーションで行いますが、悪化した場合には外科手術も必要となります。そうならないために、変形性膝関節症と変形性股関節症の予防対策としては、適度な運動と筋力トレーニングで適性体重と下半身の筋力の維持・向上を図り、膝関節・股関節への負担を軽減させることが大切です。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)