■関節リウマチ 【自覚症状】初期症状として手のこわばり。次いで、手の指の関節痛。さらに、関節痛が手首・首(頚椎)・肘・膝などに現れる。倦怠感も。
関節リウマチは、原因不明の自己免疫疾患(膠原病)の最も代表的な病気です。血液中の抗体が異常な動きをして、手足の関節の組織を攻撃し破壊する病気と考えられています。関節痛は、その発症部位を動かすと痛みがさらに強まるため、患者は行動を著しく制限され、日常生活に大きな支障を来たします。
現在、関節リウマチを完治させることのできる治療法はありませんが、病院での治療では、関節破壊の進行を遅らせることのできる抗リウマチ薬の使用を中心に治療が行われています。ただし、抗リウマチ薬には重篤な副作用の危険性があるため、75歳以上の高齢者には推奨されていません。
しかしながら、リウマチ治療も日々進歩していますので、関節リウマチの疑いがある場合は、リウマチ内科・膠原病内科など専門部局のある病院で受診してください。