■慢性気管支炎 【自覚症状】粘り気のある痰、痰が絡んだ咳。運動時の息切れも。
気管や気管支が慢性的な炎症を起こし、粘り気のある痰が増えて、咳が長期にわたって続く病気です。ただし、医学的には「痰・咳が2年以上連続し、毎年3ヶ月以上継続するもの」と定義されています。かならずしも一年中咳が続くわけではなく、冬季を中心に発症する傾向があるようです。
患者は、中年以降の男性が多数を占めています。加齢が発症に影響しているようですが、確かな原因は判明していないようです。現在のところ、喫煙や大気汚染による有害物質が原因として有力視されています。ただし、喀痰(かくたん)検査で原因菌が特定され、投薬療法で抗生物質が使用されるケースもありますので、感染症の可能性もあるようです。