高齢者の目の疲れから考えられる病気 -2




■ 緑内障   【自覚症状】目の疲れ。

緑内障は、眼球の視神経における障害によって視野狭窄(視界が狭くなること)を引き起こし、最終的には失明に至る危険な眼病です。視神経に障害を起こす原因については十分に解明されていません。しかし、眼球内で分泌されて充満している房水(ぼうすい)という体液の静脈への排出が阻害され、それによって眼圧(眼球内の圧力)の上昇することが有力な原因と考えられています。日本人の場合は、緑内障患者の7割以上が眼圧の高くない慢性的な正常眼圧緑内障ですが、その他の眼圧の高い慢性的な緑内障(原発開放隅角緑内障の一部と慢性閉塞隅角緑内障)では、眼圧が高いことによって目が疲れやすくなります。

慢性的な緑内障は発症から長い年月をかけて徐々に進行し、その間に障害を受けた視神経は壊死して回復することがありません。しかし、治療によって進行を止めたり遅らせたりすることは可能です。視野狭窄という主症状は、実際のところ進行して末期になるまで自覚することが困難ですが、眼圧が高い場合には早い段階から目の疲れが自覚症状として現われます。高齢者で目の疲れやすい人は、眼科で眼圧検査を含む緑内障の検査を受けましょう。

なお、緑内障については、「緑内障 視野が狭くなりやがて失明」と「高齢者の目の痛みから考えられる病気」も参考にしてください。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)