甲状腺機能低下症はあらゆる年齢層で発症しますが、高齢者の罹患率が高い病気です。高齢者全体の10パーセント以上に甲状腺機能低下症の疑いがあると言われています。特に女性患者が多く、高齢者の女性の罹患率は男性の約2倍に上ります。この病気の診断は、1種類の血液検査で確定することができますので、1年に1度くらい、専門医の診察を受けた方が良いでしょう。甲状腺機能低下症と診断された場合、甲状腺ホルモンの投与による治療を受けることになり、この治療は生涯にわたって受け続けなければなりません。気になる人は、内科の専門医を受診してください。