高齢者の睡眠時無呼吸症候群 -2




● 睡眠時無呼吸症候群の健康への影響

睡眠時無呼吸症候群を発症すると、熟睡できないために寝不足状態となり、日中に眠気や倦怠感に襲われ、集中力も低下します。寝起きも悪く、頭痛を感じることさえあります。また、生活の質を下げるだけでなく、各種生活習慣病のリスクを高めると考えられています。

まず、呼吸停止を何度も繰り返すことで体内の酸素濃度が低下し、それを補うために心臓の動きが強まって血圧が上昇します。睡眠中のこととはいえ、高血圧の状態を繰り返すこととになります。さらに、睡眠不足によるストレスから血糖値・コレステロール値なども上昇します。そのため、睡眠時無呼吸症候群は、心不全・心筋梗塞・脳卒中・糖尿病・高脂血症などを誘発するリスク要因であると言えます。早急に専門の医療機関で診察を受けましょう。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)