■ 慢性副鼻腔炎の場合
慢性副鼻腔炎(いわゆる蓄膿症)の治療では、鼻づまりを軽減するために、膿を排泄しやすくするタンパク質分解酵素や炎症を抑える消炎剤なども使用されますが、病気が根治されない限り、鼻づまりは解消しません。軽度の慢性副鼻腔炎では抗生物質を使用し、進行している場合は内視鏡による手術を行います。
■ 鼻副鼻腔腫瘍(びふくびこうしゅよう)の場合
鼻腔と副鼻腔に発生する腫瘍です。良性・悪性に関わらず、発症した側の鼻腔だけが鼻づまりを起こします。手術で腫瘍を切除するのが確実な治療法ですが、高齢者の場合、手術療法を用いるか、他の治療法を行うべきかは医師の判断に任せるしかありません。