■母指CM関節症 【症状】手首の親指の付け根付近の痛み｡進行すると患部が腫れ､親指が開きにくくなる｡
親指の付け根（手首の骨との接合部）の関節は､物をつかむ動作で酷使されるため､老化や使い過ぎによって関節軟骨が磨耗し､炎症を起こしやすくなります｡炎症を起こしたときには､痛みととも腫れも伴います｡さらに進行すると亜脱臼を起こし､親指が変形します｡手の親指は､物をつまむ動作やﾋﾞﾝの蓋を開ける動作などで必要不可欠ですし､放置して重症化させる手術が必要になりますので､早めの治療が肝心です｡通常の治療では､柔軟性のある固定装具を手に装着し､消炎鎮痛剤の内服薬を使用します｡整形外科を受診してください｡