高齢者の腹痛が続くとき -2




がんやポリープがなくても慢性的な腹痛がある場合は、過敏性腸症候群と診断される場合が多いようです。過敏性腸症候群は、腹痛のほかに、腹部の不快感、排便回数が不安定、便の形が変化するなどの症状が見られます。このような場合には、大腸内視鏡検査や大腸X線検査でがんやポリープがないことを確認してから、過敏性腸症候群と診断されます。原因不明の腹痛ですので、便秘型・下痢型などその他の問診結果に応じて治療法が検討されます。一般に重篤な症状ではありませんので、結論を急ぐ必要のない病気です。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)