高齢者のタバコと禁煙 -2




日本人の死因の第3位である脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)は、代表的な生活習慣病です。喫煙によって全身の血管が収縮し、血圧が上昇することが分かっていますが、それによる高血圧は、脳梗塞と脳出血の原因となる動脈硬化を引き起こすとされています。また、くも膜下出血の原因は動脈瘤ですが、動脈瘤の発生原因も高血圧であるとされています。さらに、喫煙は、悪玉コレステロールを増加させることによって動脈硬化のリスクを高めていると言われています。

このように、喫煙は高齢者にとって身近な生活習慣病の発生要因となっていますので、健康的な生活を送りたいと願うのであれば、少なくとも喫煙本数を減らしていくよう心掛けた方が良いでしょう。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)