日本うつ病学会では、米国精神医学会の診断基準に則って、うつ病の症状をおおむね次のように定義しています。
† 憂うつな気持ちが一日中続く
† ほとんどのことに興味が湧かない
† 意欲や体重が減少または増加
† 不眠または過眠の傾向がある
† 話しや動作が遅く、落ち着きがない
† 疲れやすく、気力が低下
† 自分を無価値な人間と思う
† 集中力や決断力がない
† 消え去りたい、死にたいと思う
以上の内、†・†のいずれかを含む5項目の症状が2週間以上続くと、うつ病と診断されます。
うつ病は、強い苦痛と日常生活への重大な支障をともなう精神疾患ですので、積極的に精神科・神経科・心療内科等を受診しましょう。科学的な診断と治療が可能な病気です。