高齢者の難聴から考えられる病気 -2




「年を取って耳が遠くなった」とよく言われますが、これは一般に病気が原因ではなく、加齢によって起こる聴覚障害であり、老人性難聴と呼ばれます。

■老人性難聴 【自覚症状】難聴。ただし、一般に高音域が聴き取りにくくなり、低音域は普通に聴こえる場合が多い。

老人性難聴と呼ばれる聴覚障害は、聴覚に関係する細胞が年齢とともに減少・老化することが原因であり、健康な人にも起こり得る現象です。ただ、個人差が非常に大きく、40代ですでに補聴器を必要とする人もいれば、80歳を過ぎても聴力の低下が見られない人もいます。上記の突発性難聴などとは異なり、聴力の低下は徐々に進行します。気付かない内に、高音域を中心に音が聴こえにくくなり、日常生活の中で支障を来たす場合もありますので、早めに耳鼻科で診察を受け、補聴器の使用についてアドバイスを受けた方が良いでしょう。

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(C) 2017 よくある高齢者の病気(症状別)